観光地・ご当地マグネット総選挙?!
前回は観光地・ご当地マグネットの世界の奥深さについてご紹介しましたが、今回はこれまでに収集した観光地・ご当地マグネットの中から特にお気に入りのものをご紹介していきます。
第10位
「台湾・集集車站」
観光地・ご当地マグネット界において、駅が題材となるケースはあまり多くない。ましてや田舎のローカル駅舎など観光地として認識されることすら珍しい。この集集車站は台湾中部のローカル線集集線にあり、日本統治時代の1930年に建てられた木造駅舎。大地震により倒壊するも、鉄道局と地元の熱意により修復された。日本でも珍しくなった瓦屋根の木造駅舎を忠実に再現。駅舎の奥にある改札口までを見通す奥行き感も申し分ない。若干手前の道路部分と花壇の処理が勿体無いが、この駅舎の歴史と題材のとしての目の付け所に敬意を表したい。
第9位
「モルディブ」
私が初めて購入した観光地・ご当地マグネット。記憶が定かではないが、これはサンゴでできているとか言われ2000円以上もした。ホントにサンゴかどうかは今もって分からないし、デザインもえらく平凡でモルディブの魅力を伝えるには弱い表現であるが、とにかく歴史的な最初の一品ということで9位。
第8位
「トルコ・パムッカレ」
階段状に連なる真っ白な石灰棚が特徴のパムッカレ。青い水の表現もまずまず。ただし実物はほとんど水が溜まっていないという残念な状況。単調になりがちな白と青、二色の世界に、観光客を散りばめることによって華やかさを演出している。私のコレクションの中でも最多の人数28人を誇っており、とかく表現が面倒な人間を惜しまず投入しているところを評価ポイントとしたい。
第7位
「スイス・ツェルマット」
この作品の特筆すべきは圧倒的な「全部入り感」。ツェルマットから見上げるマッターホルンの勇姿を正面に据え、左にはゴルナーグラートホテル、センターにはロープウェイと氷河急行、はためくスイス国旗を持つのは人なのか、牛なのか。そして岩陰にはシュタインボックとマーモット、雪をかぶった小屋の前にはセントバーナード犬と3種の動物を贅沢に配置。そして麓にはシャレーと、これ1枚でスイスの世界観が全て表現されているといっても過言ではないだろう。そして横長のワイドな画面比も観光地・ご当地マグネット界では貴重。手間ヒマを惜しまないスイス人の職人的なこだわりが感じられる一品である。
第6位
「トルコ・カッパドキア」
他に類を見ない世界遺産の奇岩群カッパドキア。華やかな色使いが目を引く観光地・ご当地マグネット界にあって、単色で世界を表現するという技法。キノコ型の奇岩とそこに掘られた住居を巧妙に表現しており、まるで岩をそのままマグネットにしたかのような質感とあわせて賛辞を送りたい。
第5位
「ハンガリー・ブダペスト」
出来は決してよくないのだが、観光地・ご当地マグネット界でも珍しい「夜景」にチャレンジしたところに敬意を表したい。ブダペストの代名詞くさり橋は、夜こそその輝きを放ち街を煌びやかな世界に変貌させる。ドナウ川に映る橋の明かりの表現はもう少し頑張ってほしいところだが、平面的になりがちな水面が大部分を占める中、手前岸の建物の屋根を映り込ませた所にアーティスティックな作者の意図を感じる。
第4位
「オーストリア・ウィーン」
ハプスブルグ家の帝都、音楽の都ウィーン。少し厚めのフレームが高貴な街の雰囲気を伝える。広大なシェーンブルン宮殿の奥行きも見事に表現。手前にシュテファン大聖堂とウィーンの二大観光地を贅沢に配し、スペイン乗馬学校を髣髴とさせる白馬と騎士。ウィーンの魅力がこの一枚に凝縮されている。
第3位
「イスタンブール アヤソフィア・ブルーモスク」
東西交易の中心イスタンブールを代表する二つの建造物を再現。奥のボスポラス海峡を含め立体感がもう一歩といったところだが、建物の特徴は確実に捉えている。
第2位
「ヴァチカン・サンピエトロ大聖堂」
世界中から観光客が訪れるカトリックの総本山。広大な広場と大聖堂はもちろん、周囲のシスティーナ礼拝堂やヴァチカン博物館までをも再現。立体感も申し分なし。San Pietroの文字も金地に黒抜きのシールとしてその煌びやかさを伝えている。
そして栄えある第1位!!
「イタリア・ミラノ大聖堂」
イタリア ワンツーフィニッシュ!!
イタリア・ミラノのシンボルドゥオモ。美しいゴシック様式のファサードを再現。正面斜め左から俯瞰した構図で立体感も抜群。絵画のようにバックの黄色い花々が白いドゥオモを引き立てる。さすが芸術の国イタリア。
おめでとう!!
それでは最後に、残念ながら総選挙からもれてしまった作品たちをいくつか紹介します。
砂漠の楼城ドバイ
風の街ニュージーランド・オークランド
ガーデンシティ・クライストチャーチ
世界三大がっかり「マーライオン」のシンガポール
イタリア・フィレンツェ
夕焼けに染まる南国リゾート・グアム
永遠の都ローマ
水の都・ヴェネチィア
台湾・阿里山
台湾最南端・鵝鑾鼻
バンコク
同じくタイのパンガー
クアラルンプール
スイス・ユングフラウヨッホ
カナダ・ナイアガラの滝
ニューヨーク
花の都・パリ
マカオ
香港
以上、観光地・ご当地マグネット総選挙?! でした。
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観光地・ご当地マグネットの世界
第10位
「台湾・集集車站」
観光地・ご当地マグネット界において、駅が題材となるケースはあまり多くない。ましてや田舎のローカル駅舎など観光地として認識されることすら珍しい。この集集車站は台湾中部のローカル線集集線にあり、日本統治時代の1930年に建てられた木造駅舎。大地震により倒壊するも、鉄道局と地元の熱意により修復された。日本でも珍しくなった瓦屋根の木造駅舎を忠実に再現。駅舎の奥にある改札口までを見通す奥行き感も申し分ない。若干手前の道路部分と花壇の処理が勿体無いが、この駅舎の歴史と題材のとしての目の付け所に敬意を表したい。
第9位
「モルディブ」
私が初めて購入した観光地・ご当地マグネット。記憶が定かではないが、これはサンゴでできているとか言われ2000円以上もした。ホントにサンゴかどうかは今もって分からないし、デザインもえらく平凡でモルディブの魅力を伝えるには弱い表現であるが、とにかく歴史的な最初の一品ということで9位。
第8位
「トルコ・パムッカレ」
階段状に連なる真っ白な石灰棚が特徴のパムッカレ。青い水の表現もまずまず。ただし実物はほとんど水が溜まっていないという残念な状況。単調になりがちな白と青、二色の世界に、観光客を散りばめることによって華やかさを演出している。私のコレクションの中でも最多の人数28人を誇っており、とかく表現が面倒な人間を惜しまず投入しているところを評価ポイントとしたい。
第7位
「スイス・ツェルマット」
この作品の特筆すべきは圧倒的な「全部入り感」。ツェルマットから見上げるマッターホルンの勇姿を正面に据え、左にはゴルナーグラートホテル、センターにはロープウェイと氷河急行、はためくスイス国旗を持つのは人なのか、牛なのか。そして岩陰にはシュタインボックとマーモット、雪をかぶった小屋の前にはセントバーナード犬と3種の動物を贅沢に配置。そして麓にはシャレーと、これ1枚でスイスの世界観が全て表現されているといっても過言ではないだろう。そして横長のワイドな画面比も観光地・ご当地マグネット界では貴重。手間ヒマを惜しまないスイス人の職人的なこだわりが感じられる一品である。
第6位
「トルコ・カッパドキア」
他に類を見ない世界遺産の奇岩群カッパドキア。華やかな色使いが目を引く観光地・ご当地マグネット界にあって、単色で世界を表現するという技法。キノコ型の奇岩とそこに掘られた住居を巧妙に表現しており、まるで岩をそのままマグネットにしたかのような質感とあわせて賛辞を送りたい。
第5位
「ハンガリー・ブダペスト」
出来は決してよくないのだが、観光地・ご当地マグネット界でも珍しい「夜景」にチャレンジしたところに敬意を表したい。ブダペストの代名詞くさり橋は、夜こそその輝きを放ち街を煌びやかな世界に変貌させる。ドナウ川に映る橋の明かりの表現はもう少し頑張ってほしいところだが、平面的になりがちな水面が大部分を占める中、手前岸の建物の屋根を映り込ませた所にアーティスティックな作者の意図を感じる。
第4位
「オーストリア・ウィーン」
ハプスブルグ家の帝都、音楽の都ウィーン。少し厚めのフレームが高貴な街の雰囲気を伝える。広大なシェーンブルン宮殿の奥行きも見事に表現。手前にシュテファン大聖堂とウィーンの二大観光地を贅沢に配し、スペイン乗馬学校を髣髴とさせる白馬と騎士。ウィーンの魅力がこの一枚に凝縮されている。
第3位
「イスタンブール アヤソフィア・ブルーモスク」
東西交易の中心イスタンブールを代表する二つの建造物を再現。奥のボスポラス海峡を含め立体感がもう一歩といったところだが、建物の特徴は確実に捉えている。
第2位
「ヴァチカン・サンピエトロ大聖堂」
世界中から観光客が訪れるカトリックの総本山。広大な広場と大聖堂はもちろん、周囲のシスティーナ礼拝堂やヴァチカン博物館までをも再現。立体感も申し分なし。San Pietroの文字も金地に黒抜きのシールとしてその煌びやかさを伝えている。
そして栄えある第1位!!
「イタリア・ミラノ大聖堂」
イタリア ワンツーフィニッシュ!!
イタリア・ミラノのシンボルドゥオモ。美しいゴシック様式のファサードを再現。正面斜め左から俯瞰した構図で立体感も抜群。絵画のようにバックの黄色い花々が白いドゥオモを引き立てる。さすが芸術の国イタリア。
おめでとう!!
それでは最後に、残念ながら総選挙からもれてしまった作品たちをいくつか紹介します。
砂漠の楼城ドバイ
風の街ニュージーランド・オークランド
ガーデンシティ・クライストチャーチ
世界三大がっかり「マーライオン」のシンガポール
イタリア・フィレンツェ
夕焼けに染まる南国リゾート・グアム
永遠の都ローマ
水の都・ヴェネチィア
台湾・阿里山
台湾最南端・鵝鑾鼻
バンコク
同じくタイのパンガー
クアラルンプール
スイス・ユングフラウヨッホ
カナダ・ナイアガラの滝
ニューヨーク
花の都・パリ
マカオ
香港
以上、観光地・ご当地マグネット総選挙?! でした。
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観光地・ご当地マグネットの世界
2014-12-24 01:29
nice!(1)
コメント(2)
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こんにちは。ブログいつも拝見しています。
すみません。集集車站のマグネットはどこで買われたか覚えていらっしゃいますか?もし覚えていたら教えてください。お願いします!
by Miyauchi (2016-02-27 10:04)
こんにちは。集集車站のマグネットは確か集集車站の左脇にあった小さな食堂兼お土産やさんみたいなところで買った気がします。
ちょっと記憶が曖昧ですが…すいません。
by pan (2016-03-01 23:51)