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家庭向け電力販売自由化を考える 2

2月1日 東京ガスが料金値下げを発表!!

1/11の投稿で我が家の電力販売自由化に関する対応を書きました。我が家の場合、シミュレーションではENEOSが一番オトクであるという結果になりました。しかし基本契約が12kvAという比較的高い電流であるため、使用実績に応じて基本契約が決まる、東京電力のスマート契約に移行することでより圧縮できるのではないかという期待から、まずは東京電力のプレミアムプランに移行し、様子を見ながら場合によってはENEOSに乗り換えるという結論になりました。

ところが2/1に東京ガスが料金プランの変更を発表。主だった事業者からのプランがほぼ出揃ったところで、サービス開始前にも関わらずの値下げ発表です。

まずは前回使用した料金の一覧表。

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そして今回の東京ガスの改定を反映させた表がこちら。

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※東京ガスは「ずっとも電気2」、東燃ゼネラルは「従量電灯C」プランで比較

黄色の網掛け部が改定後の料金です。東京ガスの「従量電灯C」に相当する「ずっとも電気2」は、料金区分が他社と異なり、3段階制ではなく2段階制となっています。基本料金は変わりありませんが、360kWhまでの第1段階で0.98円、360kWh以上の第2段階でなんと2.91円もの値下げとなりました。

新電力の本命と目されていただけに、12月の発表の時は肩透かしをくらったような、お得感のあまり感じられない料金プランでしたが、今回の改定でENEOSと充分対抗できるプランとなりました。というよりそれをかなり意識したのでしょう…

プランの細かいところは公式をご覧いただくとして…

まず目につくのはずっとも電気「1」と「2」のベースとなる考え方が変わっていること。当初のプランでは比較的使用量が多くなる「2」は2段階制として1段階を他社に比べ割高に、2段階を割安に設定していました。ところがフタを開けてみると第2段階料金も他社から見ると割高で、第1段階の割高感が更に足を引っ張って、まったくもってお得感のない料金プランとなってしまっていたのです。今回はこの第1段階を下げ、300kWh/月以上の利用では他社と遜色のないレベルになりました。そして「従量電灯B」に相当する「1」も第3段階の料金を大きく下げ、単価としては「2」を下回ることになりました。

そして使用量別の料金がこちら

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※東京ガスは都市ガスとのセットプランで割引となる250円を参入しています。

ぱっと見最安となる使用量帯はないのですが、その分満遍なく割安感が出ています。

そして我が家の過去2年の使用実績に当てはめてみます。

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※こちらも都市ガスとのセットプランで割引となる250円を考慮しています。

ENEOSを下回ることはありませんでしたが、東京ガスはポイント制度が充実しています。東京電力やENEOSが0.5%相当の還元であるのに対し、東京ガスは1.5%というかなり思い切ったプログラムを打ち出しています。つまりこの表では現行プランに対してENEOSが約6%に対し東京ガスが約5.8%安くなり、金額にして300円弱僅かに負けていますが、ポイント差分の1%を考慮すると逆転し、東京ガスが1,500円程度下回ることになります。

当初東京ガスはあまりやる気が無いのかなと思っていましたが、ここに来て思い切った施策を打ち出してきた東京ガス。すでに東京電力のプレミアムプランの申し込みは済ませていますが、乗り換えの際には有力な選択肢になってきました。


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