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台湾旅行(14) 2日目 ~宜蘭から梨山へ路線バスの旅~

今日はいよいよ梨山に向けて出発します。

梨山は台湾中部の山岳地帯に位置し、台湾随一の高級烏龍茶葉の産地として有名です。日本では阿里山や凍頂山が有名ですが、梨山の烏龍茶は生産量が非常に少なく、希少価値が高いため、あまり市場に出回ることがなく、むしろ知名度としては今ひとつというところもありますが、100g 10,000円なんて言うのもザラにある超高級烏龍茶の産地なのです。

住所としては台中市になりますが、ただそこまでのアクセスはかなり不便で方法は3つ。1つは台中北側にある豊原からのルート。バス路線としてもかなり長距離で約170km、所要時間はなんと6時間!! しかもマイクロバス…。2つ目は台湾東部の花蓮から名勝タロコ峡谷を抜けるルート。距離は約140km、約5時間。そして今回向かうのは台湾北東部の宜蘭からのルート。約120km、約4時間。宜蘭からのルートを除きバスは1日1往復。1日で梨山を経て反対側へ抜けるには豊原~梨山~花蓮のパターンしか無く、あとはすべて梨山で1泊する他ありません。よって今回は宜蘭から入り梨山で一泊したあと、台中側に抜けることにしました。

出発まで台北の朝市散策

本来であれば梅雨まっただ中の台北。しかし今年は晴天が続いているようで、気温もここ数日かなり高温になっているようです。今日も早朝からカンカン照りの猛暑…とは言え宜蘭に向かう列車の時間まで少しあるので、ホテル周辺を散策します。

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まずは中山路を台北駅方向に南下して10分ほど、雙連の朝市へ。台湾と言えば夜市が有名ですが、それはそれで楽しいですけど、庶民の生活の様子がダイレクトに伝わってくる朝市も意外とおすすめ。あまりその場で買って食べ歩くようなものはありませんが、珍しい野菜や果物、魚介類が並んでいて、スーパーマーケットが当たり前のように普及してしまった今では、昔ながらの台湾の様子を味わえる貴重な場所です。

サンルートのある民権西路からは地下鉄で1駅ですが、歩いてもすぐです。

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ちょうど地下鉄のトンネルの上に沿うようにお店が並んでいます。食材から衣料品、雑貨までなんでもありです。

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腹ごしらえのため、地下鉄駅のすぐ脇にある「世紀豆漿大王」へ。朝市の横にはおいしい朝食屋さんがあります。

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まずは朝食の定番豆乳。ほのかに甘くて、とにかく量が多いのが台湾。でもやや薄めで重たいわけではないので、結構飲めてしまいます。そしてセットに肉まん。これで35元。肉まんも台湾らしくやや甘めの味付けですがジューシーで、なにより生地がおいしい!!

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賑わう朝市を通りぬけ、続いて民権路から中山路を少し北上したところにある福利麺包へ。なんかラーメン屋さんみたいな名前ですが、麺包とはパンのこと。中国語で「麺」は小麦粉、でそれを「包」んだので麺包。まだ朝早いですが、パン屋さんは多くのお客さんで賑わっています。

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観光客には定番のパイナップルケーキでも有名なお店ですが、色とりどりのパンも見ていて飽きません。見かけだけでなく味や食感も満足です。

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とくにこの胡麻が練り込んであるパンが美味しかった~。

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台北から宜蘭へ特急列車で

ホテルをチェックアウトし、10時30分発の特急列車で宜蘭に向かいます。
台北駅は週末ともなると構内の広場にはたくさんの東南アジア系の人たちが集まり、地面に座り込んで食事を拡げてピクニック状態になります。香港みたいですね。

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まずは日本でネット予約・決済していた列車のチケットを受け取ります。窓口でも受け取れますが週末は非常に混雑しているので、自動券売機がおすすめです。以前は外国人だと身分証番号がうまく入力できずにエラーとなってしまうこともありましたが、今回はなんの問題もなくチケットが出てきました。

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週末の特急列車はかなり混雑します。特に土曜午前の下り、日曜午後の上りは当日購入はまず無理(自強号の座席なしなら大丈夫ですが…)なので、ネット予約・決済が必須です。今回予約しておいた花蓮・台東行きの普悠瑪号は特に予約困難で、2週間前の予約開始と同時にトライしても満席…。それから数日、時間さえあればネットをチェックして、運良くキャンセルが出たか残席が開放された時にゲット出来ました。


駅1階の台鉄グッズショップを覗いたら、これから乗る普悠瑪号のNゲージモデルがあったので購入。1,620元とたった1両なのに目玉の飛び出る高さですが、日本と違い鉄道模型のマーケットが小さく、数も出ないので致し方なしというところでしょうか? でもクオリティは値段相応で非常に高く満足いくもの。

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ショップ横のお弁当ブースで駅弁も購入。台湾を訪れるたびにお弁当の種類も増えていきます。ただ基本暖かいものしか食べない台湾では、やはりどれも似通った感じになってしまうのは残念なところ。今回は鴨肉と定番の排骨飯をチョイス。

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明日訪れる予定の清境農場OPENちゃんが、旅の始まりを演出してくれます。

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地下のホームに下りいよいよ普悠瑪号とご対面。

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登場からもう何年も経ちますが、台鉄のフラッグシップとしての貫禄を感じます。最初は変なデザイン…と思いましたが、見慣れてくると台湾らしくていいのかなと。

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車内はこんな感じ。満席でも立席利用が許されていないので、車内は比較的落ち着いています。

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座席も広々していて快適です。が、日本製ということもあって異国感や旅情感はあまり無し…やはり年季の入った旧型車両がいい。

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宜蘭までは1時間少々。鉄道は北側を大きく迂回していきますが、ほぼ直線で山岳地帯を貫く雪山トンネルが出来て以降、料金時間とも高速バスが優位の区間です。九份の最寄り駅、瑞芳を通過ししばらくすると左手には太平洋の雄大な景色が拡がります。

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宜蘭に到着。駅舎は当地出身の絵本作家、ジミー・リャオの世界観に装飾されています。
梨山行きのバスは12時40分発。駅前も通りますが、ここから駅を背に左手へ徒歩10分程の場所にあるバスターミナルが始発とのことで、散歩がてら歩いていきます。

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こういう風景が台湾らしい時間の流れを感じさせますね。

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途中4日前にオープンしたばかりという「幸福転運站」に立ち寄りました。ここもまたジミー・リャオにちなんだ施設で、動物の滑り台やアスレチックぽいものなど、小さな子が遊べる施設になっていて、なんとも癒されるスポットです。暑ささえなければ…

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梨山へバス旅の始まり

大きな踏切を渡るとまもなくバスターミナルが見えてきます。台北行きの高速バスが頻繁に発着する他、宜蘭郊外へのバスが発着しています。梨山行きは3番乗り場から。国光客運という主に長距離高速バスを運営している元国営バス会社ですが、このような地方では路線バスも運行しています。まさにJRバスみたいな存在ですね。

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ターミナル内にはコンビニもあるので、長時間のバス旅に備え飲食料の調達もここで。
乗り場には梨山行きに乗ると思しき観光客や地元の人達が集まり始めます。ところが時間を3分、5分と過ぎてもバスがやってこない…10分ほど過ぎてようやく現れたバスがこちら。すでにお客さんが乗っていたのと、このあと駅前を通過していったので、もしかしたらバスターミナルが始発なのではなく、駅前から来たのかもしれません。

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比較的大型のバスなのですが、座席数が少なく、かつ4席ほどが山間部へ運ぶ荷物で占められているため、
20人ちょっとで満席に…。自分は悠遊カード を使用したのでチケット売り場には立ち寄らなかったのですが、後ろから乗ってきた人が乗車券を確認しながら座席を探していて、えっっ!!指定席なの?! とびっくり。だけど指定された座席もどうやら荷物に占領されているみたいで車内は少々混乱気味。結局なんとかみんな座席に収まりましたが、ほぼ満席の状態になりました。

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さて、ここから4時間ほどのバス旅が始まります。バスは蘭陽平野を西に進み、まもなく広大な蘭陽渓に沿います。行程の半分は比較的直線のなだらかな勾配の道路で、快調に飛ばしていきます。徐々に左右から切り立った山々が迫ってきますが、蘭陽渓の河床面積は広大で、道路沿いには河床農地が拡がります。この光景がとにかく圧巻。河の奥の奥まで見渡すかぎり拡がるスイカ畑。台湾にこんな景色があるとは思いませんでした。

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出発してから2時間ほど、南山という集落の新南山商号という商店前で休憩を取ります。飲み物やちょっとした食料も調達できます。店頭で蒸かしていた饅頭が美味しかった~。

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直線距離で言えばすでに2/3ほど進んでいますが、時間で言えばちょうど中間。この先の道の険しさが想像できます。

想像通り、ここを出発すると急に道が険しくなってきます。バスはエンジンを唸らせながら右に左にカーブをクリアしていきます。ガードレールはおろか道そのものが崩れてしまっているところもザラ…。ひとたび大雨が降ればこのあたりは通行止めとなり、場合によっては集落が孤立してしまうなど、厳しい自然環境であることを感じます。

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霧の中を抜け、微かに青空が見えてきました。

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途中一旦道を外れ、武陵農場というレジャー施設にも立ち寄ります。

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武陵農場を出るとぐんぐんと高度を上げ、次第に視界も開けてくるようになります。そして茶畑も徐々に姿を見せ始めました。

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梨山茶の看板がちらほら見え始めるとまもなく終点の梨山。運転士さんおつかれさまでした。

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バス乗り場は今日泊まる梨山賓館の目の前。もう時間はすでに17時前ですが、テントの下には名産のリンゴや梨のドライフルーツを売るおばちゃんたちが店を広げています。

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テントの下では地元特産のリンゴや梨、水蜜桃のドライフルーツを売っていました。中国語では高麗菜と呼ばれるキャベツを乾燥させたものも。これはカップラーメンのかやくみたい…

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とりあえずホテルにチェックイン。やたらと日本語のうまいスタッフの方が館内や周辺の説明をしてくれます。
「日本語うまいですね~」って言ったら「スイマセン…日本人なんです…」と。失礼いたしました。まさかこんな山奥のホテルで日本人スタッフがいるとは思わんですよ。

ホテルの建物はよく言えば豪華絢爛。でもこの大自然には不釣り合いなこてこての中華様式。なんでも蒋介石ゆかりのホテルらしく、どうりで台北の圓山飯店にそっくりなわけだ。大地震後にはしばらく閉鎖されていたようですが、部屋は綺麗にリノベーションされていてとても快適。

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備え付けのお茶はもちろん梨山茶。ここで天仁茗茶とかだったらがっかりですよね…ティーバッグとはいえ香り高く、ほんのりと甘い美味しいお茶でした。

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まだ明るいので周辺を散策すると、いくつかお茶の焙煎やパッキングをしている工場も。しばらく建物の前に立ってお茶の香りを深呼吸(笑)

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ただ、周囲にお茶の販売を全面に出したおみやげ屋などはなく、直売もしてそうなところもあるにはありましたが、時間が遅かったのと、やはり高級品・希少品過ぎて、観光客に売るよりも台北に卸した方が儲かるんでしょう、結局一軒だけあったスーパーとホテルの売店で購入しました。きっと中には他産地とのブレンドや偽装品も相当出まわっているんでしょうね。ちなみにホテルで購入した茶葉は75g入りで1,000元でした。

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周囲にはレストランなんてものもないので、当然夕食はホテルの中でいただきます。まぁ味は普通ですが、こんな山奥でいただけるのですから我慢しましょう…

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タグ:梨山
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台湾旅行(14) 1日目

お茶の買い出しを兼ねて半年に1回は訪れている台湾も、2015年はタイミングが合わずスルー。
ようやく前回2014年12月以来、通算14回目の台湾旅行となりました。

もう主だった所は行き尽くしていますが、今回は以前からかなり興味を惹かれながらも訪れていなかった場所にチャレンジする事にしました。その場所とは台湾中部の山岳地帯梨山。台湾最高級と称される梨山茶の産地です。台湾茶好きの聖地と言っても過言ではないこの場所は、まさに台湾島のど真ん中に位置し、沿岸の主要都市からのアクセスは最高に悪いです…。

ということで今回の旅のスタートは成田空港から。梨山は現地で宿泊すると最低でも4日間必要になるため、3連休前の仕事終わりにスカイライナーで成田に向かい、深夜に台北に到着するという4日間の行程です。
スカイライナーは期限切れ間近の株主優待券をチケットショップで購入しておきました。

フライトはトランスアジア航空GE607便。台湾では復興航空という名前ですが、昨年一昨年と立て続けに事故を起こしたため、かなり不人気なのか激安価格でチケットが販売されていました。もっともこの会社この2件までは近年大きな事故もなく、手荷物も無料で預けられるなど、LCCに比べコストパフォーマンはよい会社でした。成田-台北線はLCC含め10社がひしめく激戦区のため1万円台で往復できるチケットもザラに出てきます。


久しぶりの成田第2ターミナル。サテライトとの通路が改装されてからは初めての利用です。
まずは5日前に妻が銀座の「Japan Duty Free GINZA」で購入した免税品の受け取り。場所は本館からサテライトに向かう通路の入り口の更に下。あまり目立つ場所ではありません。

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妻はジョーマローンのコロンとサン・ローランの財布を受け取りご満悦…。

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サテライトに向かう通路は以前の成田空港からは想像できないほど改装されています。もともと幅の広いスペースを使ってカフェや企業の広告スペースが並んでいます。

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こちらは私もピローを愛用している西川のAiRのPRブース。エアーのマットレスの上でゴロ寝ができます。
こんな空港他にあるでしょうか?

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スポットには既にトランスアジア航空のA320が折り返し準備中。この便は5月上旬までは最新鋭の大型機A330で運航されていましたが、機材が縮小されてしまいとうとう7月からは運休…。やはりLCCとの競争が厳しかったのでしょう。

それにしてもあたりを見回すとタイ・エアアジアやタイガーエア台湾、香港エクスプレス、窓の向こうの第3ターミナルにはジェットスターとLCCの百花繚乱。時代は変わりました。

程なくして搭乗開始。パット見日本人3対台湾人7くらいでしょうか?金曜夜なのでこれでも日本人比率は高い方なのでしょう。LCCではないので頭上の荷物棚のスペースを争うことも無く、平穏なボーディング。CAの安全確認動作もキビキビしていて第一印象は良好。足元も普通の広さで窮屈な気はしません。

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機内食はこんな感じ。私は豚そぼろ、妻は鶏肉。味はまぁ、美味しくもなく不味くもなく…

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桃園空港の上空で15分ほど旋回待機の後、桃園空港に着陸。以前バニラエアの深夜便で到着した時は台北行きのバスが全て満席で乗れず、タクシーを利用する羽目になりましたが、今回はバスの本数も増え待たされること無く国交客運のリムジンバスに乗車。

今までバスのチケットは窓口で購入する方式でしたが、いよいよ自動券売機が登場。ただ時間指定はされていなかったので、直近の便に乗れる保証はありませんが…変わったといえばバスも古参のアメリカ製のごっついバスが廃車になり(あれはあれで味がありましたが)比較的新しい車に。前方には電光表示板も設置されましたが、相変わらず親切な車内アナウンスなどは無し。空港を結ぶバスなのですからもう少し改善されてもいいように思えますが…

ホテルは民権西路のホテルサンルート台北を予約してあるので、民権路を少し超えたところの台泥大樓で降車します。チェックインした後近所のセブン-イレブンで飲み物と夜食を購入。ついでにATMで現金を引き出します。

明日は梨山に向けて長い移動です。



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話題の市中免税店に行ってみた!

2016年、多少円高に振れてきたり、熊本地震はあっものの、まだまだ衰えることのない外国人観光客。銀座の街はかなり前から中国語を話す観光客が目立っていましたが、考えてみれば高級ブティックは一通り揃い、デパートも複数あり、老舗のテーラーや帽子店、そうかと思えばユニクロ、H&Mなどのファストファッションから洋服の青山、マクドナルドやサブウェイなどのファストフード、地方のアンテナショップや映画館もあるしとまぁ思いつくものはたいてい揃うこの街ってホントにスゴイんだなぁと思います…。

そんな銀座の街にも今までなかったのが免税店。もちろん一定以上購入すれば消費税が免税となるTAX FREE の店はごまんとありましたが、関税まで免税となるDUTY FREE の店はありませんでした。いわゆる市中免税店というやつですね。日本ではこれまで沖縄に一か所だけありましたが、あれは特例中の特例で沖縄県外に出発する国内観光客向けの免税店。非常に複雑な制度で何がお得なのか分かりづらい珍しい存在でした。

ところが1月に三越銀座店の8階、3月には東急プラザの8・9階に本格的な市中免税店が相次いでオープン。本来は訪日外国人向けの店舗ですが、制度上は日本人でも利用可能ということで、5月27日から4日間の予定で台湾に行くことになったため、私は見物がてら、妻は買う気マンマンで覗いて来ました。


とにかく広いロッテ免税店

まずはじめに訪れたのは数寄屋橋阪急跡にオープンした東急プラザにある「ロッテ DUTY FREE」。何かと話題のロッテw。名前の通り韓国資本の免税店ですが、今や韓国外にいくつも免税店を展開しています。人でごった返す下階とは対照的に、8階まで上がると雰囲気がガラリと変わります。全体が白基調で明るい店内。そして客より数の多い店員…そこはまさに空港の免税店そのもの。ちなみに商品は30日以内に海外へ出発する人で、パスポートと航空券を持参しないと購入できませんが、店内を物色することは誰でも可能です。

2層のフロアには30以上のブランドがひしめき、その他にも韓国製のコスメやお菓子家電製品の売り場も。え?! ここは日本ですけどね(笑) 売れれば何でもいいんでしょう。韓国企業ですし。店員も韓国人風? な人が多かったです。購入手続きは各売り場で直接行う方式で、後述する三越と比べると対照的。たくさん買うなら三越の方が便利だし、少量ならロッテのほうがやや早いかな。

正直値段は2店舗ともほとんど差はないと思いますが、ロッテは割引クーポンとかVIPカードを配布しているので、こういうものを活用できればロッテのほうがお得かもしれません。


日本人でも買いやすい三越免税店

比較的早くから外国人向け売り場の設置など対応を強化していた三越。免税店運営ノウハウのある羽田と成田の空港ビル会社と共同出資し、都内初の市中免税店「Japan Duty Free GINZA」として1月にオープンしました。ここもロッテと同じように入店自体は誰でも可能。但し購入者はエスカレーター横の総合カウンターで予めパスポートと航空券を提示して、ショッピングカードを作っておく必要があります。

背後には羽田空港を出発する便の案内も。

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店舗自体はロッテに比べると狭いですが、ベタな免税店の雰囲気はなく、三越らしい高級感のあるインテリアに仕上げています。面積が狭い分、ブランドもよりすぐった感があり、また日本企業が運営しているだけあり、日本人利用者の好みもかなり想定しているような雰囲気がありました。

妻のお目当ては愛用しているイギリス・ロンドンのブランド「ジョー マローン」のコロン。実はロッテの方にも出店しているのですが、空港の免税店でも取り扱いは限られており貴重(らしい)です。

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店内他にお客はおらず、店員さんにいろいろな香りをサンプルに出してもらいながら、ゆっくりと買い物を楽しんでいました。国内未発売のものもあるようでしたが、結局購入したのはオレンジ・ブロッサムの100ml。国内定価16,740円が12,400円と26%引き!! ちなみにMIカードがあると各店舗5%ポイント還元されるそうなので、わざわざ会員になるかといえば? ですが、カードを持っている人は忘れないようにしましょう。

商品はもちろんこの場で受け取ることはできません。支払いだけ済ませて引換証を受け取り、あとは出発当日空港で受け取ることになります。

ちなみに…妻はこの時覗いたサン・ローランの財布にも目をつけていて、出発までにもう一度足を運んで購入していたのでした…


結局市中免税店は何が得なのか??

結論から言うと値段だけを言うなら空港免税店と特に変わりはありません。消費税8%は確実にかかりませんから、国内でも価格統制が厳しく定価販売しかされていないブランド品などはそのぶん安いです。加えてさらにおトクなのは輸入関税が掛かるもの。お酒であったり革製品ですね。昔は贅沢品こそ輸入関税が高いイメージが有りましたが、貿易障壁は撤廃する方向の昨今、国内産業の保護という目的が重視され、嗜好品や高級品って意外と関税が掛かっていないものなんです。例えば腕時計とか化粧品とか。よっぽど量販店で買ったほうが消費税分以上に安いです。

ということで、間違いなくトクなのはタバコ。これは63%という高額なたばこ税が免除されるのだから当然。どんな量販店だって敵いません。。。

お酒は意外と関税率が低くなっているので、これは量販店購入した方が安いケースが殆んどでしょう。免税店の予約サイトで比較してみればわかりますが、シーバスリーガル25年なんかでも、ネットショップの方が1万円以上安かったりします…その上旅行中ずっと重たくて割れやすいものを持ち歩かなければいけないですからね…

輸入化粧品・コロン類は10~20%程度安いようです。これも関税率は低いですが、国内流通経路とは全く異なるため、ブランドが独自に値段設定していたり、そもそも国内では未発売のものがあったりで、値段以外のメリットもあるようです。

バッグや財布などの革製品は関税率がやや高いので、こちらも10~20%程度の割安感があります。

総合的に考えると、値段としておトクな商品カテゴリーは極限られている。ただし国内で手に入らない物が買える。ここまでは空港免税店と同じ。そして何より、飛行機の出発時間を気にせず買い物ができる。これが市中免税店の何よりのメリットでしょう。初めから買うものが決まっていれば構わないかもしれませんが、商品の風合い、手触りをじっくり確認してから買いたいという方には何よりのメリット。そして空港ほど混雑もしていないので、店員とじっくり話しながら買えることもメリットですね。そしてこれは奥様の買い物に付き合わなければいけない世の旦那様にはデメリット以外の何物でもありません。時間を気にせず余計なものまで買えるわけですから。「あぁ、もう搭乗の時間だよ!! また今度にしな!!」が通用しないのはかなり痛いです。

ということで、酒は飲まない、タバコは吸わない、化粧はしない、そもそも高級ブランドに興味が無い私にとっては、全くメリットがないということだけはよくわかりました(笑)

そして妻はジョー マローンのコロンとサン・ローランの財布の受け取りを心待ちにしています(爆)
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成田空港に行くなら…5月・11月は京成がオトク?!

台湾出発まであと1週間。

ここ数年成田への移動手段といえば、銀座・東京発の平和交通1,000円バス「THEアクセス成田」が我が家の定番なのですが、今回は仕事終わり後で時間に余り余裕が無いこと、金曜の夕方で高速道路の渋滞リスクもあることから久々のスカイライナーを選択しました。

通常であれば運賃1,240円+ライナー料金1,230円=合計2,470円と、まぁ成田エクスプレスに比べれば安いですが、1,000円バスに慣れてしまった身には結構厳しい…そこで頼りになるのがチケットショップ。大手私鉄は各社株主向けに優待乗車証を発行していますが、京成電鉄ももちろん発行しています。京成の株主優待乗車証は、船橋・津田沼周りの京成本線ルートだけでなく、成田スカイアクセス経由でも利用できるところがミソ。本来この区間は北総鉄道という京成電鉄とは別の会社が運営していますが、分岐駅の京成高砂と成田湯川以遠空港方面を途中下車せず乗り通す場合に限っては、京成電鉄線としての扱いとなり、優待乗車証も使用することが可能です。

しかも通常は800円~1,000円くらいで販売されている優待乗車証が、この時期は大幅にディスカウントされます。それは優待乗車証の有効期限が毎年5月末と11月末だから。以前はGW明けあたりから値崩れが始まっていましたが、最近は低価格バスの台頭もあってか結構早い時期から値段が下がるようで、逆にギリギリすぎると完売のリスクも…。今回は5月27日出発というこれ以上ない好条件のため、今日新橋のチケットショップを覗いてみたところ、なんと500円という破格のお店を発見!! このお店ではスカイライナーの回数券も1,150円でバラ売りしていたので、割安感は小さいもののそちらも購入。ひとり1,650円でスカイライナーを利用することができる計算です。

海外で何十万と使うのに、何をそんなにケチるのか? という方には無縁な情報ですが、5月と11月の成田空港は京成がお得です!!


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日立炊飯器 打込鉄釜おひつ御膳 RZ-TS201M を買ってみた

ゴールデンウィーク後半の5月5日。ダイニングで昼ごはんを食べていると、母が自室から出てきて何やら喚いてきました。聞けばジャパネットのテレビショッピングで少量炊きの炊飯器が安いから買うんだと。この時点で完全にジャパネットに飲み込まれていた母は、MCのセリフをオウムのように語りだします。「ウチはいつも5.5合の炊飯器なのに、1.5~2合くらいしか炊かないでしょ? だったらはじめから小さいので炊いたほうが美味しいのよ」と。で自分もその番組を見てみると、紹介されていたのは日立の 打込鉄釜おひつ御膳 RZ-TS201M というモデル。2~3年前に発売されたおひつ御膳のシリーズで、型番はジャパネットのオリジナルでした。おひつ御膳といえば、電気ケトルのように釜とIHの台座部分が分離し、まるでおひつのように食卓に持ち運んで使えるという日立らしからぬ(失礼…)アイデア商品。登場時には少量炊きも然ることながら、このインパクトのある丸いおひつ型炊飯器で結構話題となったものです。ただ、いかんせん4万円台と値段が高く、通常型の炊飯器なら同価格帯でワンランク上のものが購入できるとあって、正直デザイン代だな…と。しかも容器が円形なので、現在一般的な四角型の炊飯器に比べると側面からの加熱が弱く、純粋に炊飯器としてみた時の能力は疑問に感じていました。

今回ジャパネットではGW丸一日を使ってこの炊飯器を猛プッシュ。そして値段はなんと本日限定29,800円(税別)!! 型番の違う最新モデルは価格.comの最安店で3万円台の後半、量販店でも5万円とジャパネットにしてはかなり頑張ったお値段。ただ型番が違うので、よくありがちな見た目一緒だけど中身はコストダウンしてますぜぇ…的なものかと推測してみるも、仕様を比べる限りでは違いが見つからず。打ち込み鉄釜の内釜も同じようでした。しかもジャパネットでは9kgのおコメ付き。これだけでも5千円近い価値があることを考えると、やりますなぁジャパネットサン。ジャパネットなんて価格.comの存在を知らないシルバー向け媒体だと思ってましたが(笑)

嫁は2合じゃ少なすぎると不満顔でしたが、母は買う気満々。「24時までの特別限定価格ですよぉ~」というMC中島さんの呼びかけに、すでに電話機に手を伸ばしていたのでした。

で、それから9日後。本日その炊飯器が到着しました。佐川急便さんが持ってきたダンボールがでかい、重い
。なんで2合の炊飯器が? と開梱してみると、あっ米も入ってたんだ…

壮観…

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こしひかり、つや姫、ななつぼし、ゆめぴりか、ひとめぼれ、あきたこまちといったブランド米がそれぞれ2合☓5袋、9kg。

そしてこちらが炊飯器の梱包。しっかりジャパネットオリジナルモデルの型番入り。あたりまえか。

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最近の炊飯器はやたらメニューが豊富でスゴイことになっていますが、こちらは至ってシンプル。潔いくらいシンプルです。

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カラーはブラウンゴールド。キッチンに置くと先輩の象印オーブントースターとも同系色でしっくりきてます。

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炊飯器の価格に一番跳ね返り、炊き上がりの味を左右する内釜は、打ち込み鉄釜という特殊な機械で高温の鉄を底面に溶射しさらにアルミでコーティングするという手の込んだもの。なので底面は鉄の粒でかなりザラついた感じですが、日立の上位モデルのみ搭載されている内釜です。消費電力はメーカースペックで134Wh/回。やはり5.5合クラスに比べると低消費電力です。

早速、炊いてみました。時間は通常モードで約50分。お急ぎだと半分になります。

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う~ん、ちょっと水多かったかな…
台から取り外してダイニングテーブルに「おひつ」を移動します。電源を切っても2時間位は保温できるようなので、家族で食べる時間がずれていても大丈夫。

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で、肝心のお味は…


よくわからん。新しい炊飯器で炊いたんだと言われれば美味しくなったような気もするし、黙って出されればわからないような気もするし。炊飯器のせいなのか、はたまたお米のせいなのか?? ようは気の持ちようということですね!! ただあまりご飯がおいしいと食べ過ぎて太ってしまいますから、適度に美味しくてよろしいんじゃないでしょうか?

でもでも、はっきりと違いが分かったのはこの後。昼過ぎに炊いたご飯の余りを保温も切ってそのままにしておいたのですが、夕方冷め切ったご飯をつまんでみたら…

「う、うまいっ!!」

そう、冷めたご飯があきらかに美味しくなっていのです。なんというか甘さがある。アミノ酸? のせいでしょうか? ネットで調べると、冷めたご飯はでんぷんが変化し、体内で糖分が吸収されにくい性質に変わるので、ダイエットにいいんだとか。でもそれって味とは関係ないよなぁ。でもまぁ美味しいんだからいいですね。

4万円台なら買う気はしないですが、3万円くらいなら少人数家庭におすすめしたい炊飯器です。


日立 おひつ御膳(2合炊き) RZ-WS2M-N
価格:38688円(税込、送料無料)



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~電力自由化~ 新プランへ切り替え完了

我が家ではすでに2月の下旬に東京電力の新プランへ申し込みを済ませ、3月中旬にはスマートメーターの交換も完了し、あとは新プランへの切り替えを待つのみとなっていました。しかし、電力小売自由化自体は4月1日からスタートしたものの、実際の切り替えは4月の検針日からということで、昨日が検針日だった我が家では、今日から新プランへ移行、ようやく電力小売自由化の恩恵を受けることとなりました。

それにしても今月の電気使用量は前年比30%も減少。暖冬の影響か、ガス代も含めて今年に入ってから軒並み前年を大きく下回る状況が続いています。燃料調整費が下がっていることもあって、支払額ベースで見ても昨年の18,747円に対し11,745円と37%、7,000円減少。昨年の4月は検針の対象期間が今年より4日間多かったことを踏まえても、家計への影響は絶大です。
我が家が移行した東京電力のプレミアムプランの特徴は、400kWhまで定額料金となっていることですが、昨年までの実績から冷暖房の稼働しない4~6月、10~11月はそのままではこの定額量を使いきれません。もっともシミュレーションでは、使いきれないことを前提にしてもスマート契約による基本料の低減効果が大きく、年間では充分削減が見込めるのですが、折角なので、洗濯機の乾燥機能の使用頻度をあげて槽内のカビ繁殖を防ぐ、エアコンの除湿機能を積極的に使って梅雨を快適に過ごすなど、少しでも定額量に近づけるための対策を思案中です。特に期待しているのは、これまであまり積極的に使ってこなかった食器洗い乾燥機。コスト面では電気代の使用と、水道代の削減のバーターになるのですが、電気代が定額なら使わない手はありません。食器洗いの手間が省けることはもちろんですが、仕上がりもなかなかよく、特にガラスのコップなんてホントピカピカになりますからね。
ただここで残念なのは、スマートメーターに切り替えて、簡単に毎日の電気使用状況が確認できていた「でんき家計簿」のサービスが使えなくなってしまったこと。新プランの契約者は「でんき家計簿」から新しいサービスの「くらしTEPCO」に移行するのですが、使用量の確認機能は7月リリース予定とのこと…ようするにサービスが間に合わなかったわけですね…



~電力自由化~ 初月は電力使用料 2.4%削減!!
~電力自由化~ 新プランへ切り替え完了
~電力自由化~ でんき家計簿で30分毎の消費量を確認
~電力自由化~ スマートメーターの切り替えが完了しました
家庭向け電力販売自由化を考える 2
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~電力自由化~ でんき家計簿で30分毎の消費量を確認

電力自由化スタートまであと一週間を切りました。

3月14日の記事の通り、我が家は無事スマートメーターへの切り替えを終えたわけですが、一部のお宅では切り替えが間に合わないというニュースもちらほら出ています。ただ、切り替えは済んでいると言っても、4月1日から新プランに移行するわけではなく、4月最初の検針日を待たなくてはいけません。我が家の場合は毎月20日前後が検針日なので、実際に新プランの恩恵を受けられるのはかなり遅いタイミングになりますね…。

スマートメーターに切り替えることで得られる利点の一つに「電気の見える化」があります。プランを変更したり供給会社を変更するためにスマートメーターへ切り替えるというのは、どちらかというとサービス側の都合ですが、電気の見える化は私達の生活にダイレクトな利点と言えます。スマートメータに切り替えると、東京電力がweb上で提供している「でんき家計簿」で、毎日30分毎の電力消費量が確認できるようになります。これまでは1か月まとめてドン! でしたから、大きな進歩ですね。太陽光発電などを設置し自宅にHEMSが導入されている方は、もともとかなり細かくデータを取れるわけですが、一般家庭でもようやく一歩近づくことができました。

スマートメーター切り替え直後はまだこのデータが見られなかったのですが、3月の検針日データ反映後にようやく利用可能となりました。でんき家計簿にログイン後、電気使用量のメニューへ進むと、右上に「時間別グラフはこちら」というアイコンが現れます。

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このアイコンをクリックすると、30分毎使用量がグラフで表示されます。前日のデータは翌日の夕方に反映されるようです。データ自体はスマートメーターに交換した翌日から蓄積されていました。

ちなみにこれが確認できた期間中で一番消費量が少なかったであろう日。

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毎時0.4~0.6W程度で推移しています。この日は平日で、日中は私も妻も不在でしたから、母の使っているエアコンとテレビ、その他冷蔵庫など24時間稼働している機器の合計ということになります。まだまだ肌寒いとはいえ、1・2月に比べれば外気温も上がってきていますので、エアコン使用中の割には意外と低い数値だなと思いました。

そしてこちらが逆にもっとも30分あたりの使用量が多かった日。

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時間帯は予想通りIHヒーターや炊飯器、電子レンジなど、高消費電力の機器を使用する夕食準備の頃。30分で1.7kWhを使用しています。4月以降は30分毎の使用量の最大値を2倍した数値で基本使用料が算出されますので、なるべく使用量の波を抑え、短時間に集中して電気を使用しないことが料金節約の大きなポイントになります。まだプラン変更前ですが、仮にこの数値を最大値として算出してみると、1.7kWh☓2=3.4kWh→3kWh(四捨五入)☓468円(基本料単価)=1,404円ということになります。現在の基本料が12kVA☓280.8円=3,370円ですから、これだけでも2,000円近い低減ということになります。まぁ1・2・7・8月のエアコン使用時はもっと高くなるでしょうから、おそらく+1~2kWhは見込んでおかないといけませんが、それでも基本料だけで毎月1,000円くらいの低減はいけそうな気がします。



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300円で乗れる新幹線?!

3月の3連休。そろそろ暖かくもなり、年度末の忙しさの合間に九州福岡へ行ってきました。
混雑を避けて3/19(土)の午後出発、翌20(日)の深夜帰宅というスケジュールです。ほんとはもっといろいろ周りたいところですが、予定が決まったのもギリギリでほぼ丸1日の弾丸旅行となりました。

福岡空港に到着したのは17時過ぎ。空港から市営地下鉄で市街に出ます。
今日は乗り入れ先のJR九州の新型車両。JR九州といえば超豪華列車のななつ星が話題になっていますが、さすが水戸岡デザイン通勤電車も抜かりありません。関東の無機質な通勤電車に比べると羨ましい限りです。ドアにはそれぞれ表情の異なるマスコットキャラクター、くろちゃんのイラストが書かれています。殺伐とした通勤電車こそ、こういった癒やしが必要なのかもしれません(笑)

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まずは博多の新名所、JR博多レールシティへ。
昔の博多駅がウソのような変わりっぷり。主なテナントは阪急と東急ハンズですが、屋上には庭園があって、鉄道神社なんていうものもあります。

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神社の境内には「縁結び七福童子」というオブジェ。7人の子どもたちが電車ごっこをしています。どっかで見た顔だなぁと思ったら、奈良のせんとくんをデザインした方と同じだとか。

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日も暮れたので中洲の屋台街に向かいます。少し時間が早かったので、キャナルシティでバスを降りて時間調整しながら中洲へ。キャナルシティはオープン直後こそ賑わっていましたが、博多駅に取られたせいか、かなり寂しい雰囲気になっていました…

中洲の屋台もすっかり観光化してしまっていて、中華系の観光客でごった返している光景は時代を感じさせます。福岡には距離的にも近い東アジアからの国際線が続々乗り入れてきていますからね。

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まだ19時過ぎと時間も早かったので、さほど並ばす入ったお店で食べた焼きラーメン。スープがいらないので、いろいろと制約の多い屋台では効率的なメニューですね。明太子入りで美味しかったです。

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国体通りを徒歩で天神に向かいます。
天神についたら先日改装された西鉄の高速バスターミナルを見学。とてもキレイになっていて、さすが日本一のバス会社といった風格です。土曜の夜ということもあって、九州各地への高速バスがひっきりなしに発車します。

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一旦駅の南側に回りこんで、西鉄ガード近くの「伊都きんぐ」でいちごどら焼きを買い食いしながら、天神の街をブラつきます。

晩ごはんはソラリアステージ地下の喜水丸で海鮮丼。福岡はホントに安くて美味しいです。

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さて時間も遅くなってきたのでホテルへ。連休で空室の少ない中予約したのはバジェットホテル博多南というホテル。博多南線の博多南駅から徒歩5分ほどです。博多駅から電車で10分と立地としては悪いですが、あえてこのホテルを予約した理由は博多南線に乗ってみたかったから。

博多南線は知る人ぞ知る異例特例づくしのJR線。まず ①在来線の扱いであるにもかかわらず新幹線の線路、車両を使用していること、②九州内の路線であるにもかかわらずJR西日本が運営していること、③一駅区間しかないにも関わらず特急列車しか走っていないこと、④博多駅構内にもほとんど案内が出ていないこと、等など。

もともとは山陽新幹線開通時に、博多駅から8kmほど南にある車両基地への回送線として建設された区間ですが、地元の要望により営業線として活用することになったというのが経緯です。営業上は在来線扱いですが、中身は新幹線そのもの。わずか10分弱の乗車時間ですが、乗車券200円+特定特急券100円の300円で新幹線の旅が楽しめます。スピードは最高120kmと新幹線同様とはいえないものの、同区間をバスで移動すれば小一時間は要するため、地元の人にとってはまさに生命線。観光客には全く縁がありませんが…

ということで300円のきっぷを買って(ご丁寧にも乗車券と特急券が2枚出てくる)、博多駅の新幹線ホームに上がります。しかし、新幹線改札口の発車案内表示には博多南線は出ていません。その片隅に別の小さな表示器があり、そこに発車番線が書かれています。

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車両はレールスターの700系。8両編成で主にこだま号で運用されている車両です。時間帯によってはカンセンジャーやエヴァンゲリオン塗装で話題の500系が充当される便もあります。

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先頭車には個室がありますが、博多南線では使えません…

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発車が近づくに連れ乗客が増えてきました。想像以上に乗っています。走りだしてしまえば新幹線。至って快適です。線路の殆どは今や九州新幹線となった区間を走行します。僅か9分。スピードを落として本線から外れるとまもなく博多南駅に到着です。

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駅の雰囲気は郊外のローカル駅。改札口も新幹線とは似つかわしくない雰囲気です。
ホームの反対側は広大な新幹線の車両基地です。

住宅街を5分ほど歩いてバジェットホテル博多南にチェックインします。

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翌朝。部屋の窓からは電留線に並ぶ新幹線の姿。

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今朝も博多南線で博多に戻ります。駅には周辺から次々と人が集まって来ていて、発車前にはかなりの乗車率になりました。

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博多駅で荷物を預け、今日は志賀島を目指します。鹿児島本線で香椎に出て、香椎線に乗り換え西戸崎へ。国営海の中道海浜公園の傍を通って約30分。

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西鉄バスに乗り換えて志賀島へ。車内の内装はJR九州っぽいですが西鉄です。

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志賀島と本土を繋げる砂州の上を走ります。

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志賀島桟橋の近くで自転車を借り、島一周約10kmのサイクリングへ。途中海産物の売店や国民休暇村前の砂浜で休憩しながら2時間ほど掛けて一周しました。一箇所だけかなりきつい上り坂がありますが、その他はなだらかで、ちょうどよい運動になります。

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ちょうど福岡空港へのアプローチ上に位置しているため、上空はひっきりなしに着陸機が通過します。

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自転車を返し、志賀島センターの食堂で昼ごはん。結構な待ち人数だったので、その間となりの売店でおみやげの買い物。あまおうにも食いつく。

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マグロドン!! 2,500円。高いがうまい。

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帰りは市営渡船で博多港へ。待ち時間の暇つぶしにネコが付き合ってくれました。

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船の到着は博多ベイサイドプレイス。

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折角志賀島に行ったのだから、歴史の教科書でお馴染みの金印を見ようと福岡市博物館へ行ってみることにしました。場所は福岡タワーの近く。

分かってはいたけど…小さい…

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でも金印の歴史や当時の日本と大陸との関わりの様子がよくわかりました。ただ、なぜ金印が志賀島にあったのかははっきり分かっていないんですね。

そろそろ帰りの時間を気にしないといけません。
最後にもう一度天神に出て、昨日食した伊都キングのいちごどら焼きをもう一回。

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ついでにスムージーも。幸せ。

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天神三越のデパ地下でお菓子類のおみやげを購入。福岡空港へ向かいました。
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サブリース賃貸料金の更新

早いもので賃貸併用のパルコンに建て替えてから丸4年。
賃貸用の部屋は管理会社とサブリース契約をしているわけですが、契約書そのものの有効期間とは別に、サブリース料の見直しが2年ごとにあります。当然世間一般の常識では経済情勢が好転しないかぎり、築年数が経過すれはするほど賃貸料は低下していきます。それでも鉄筋コンクリート造の建物は、木造、鉄骨に比べ経年による賃貸料低下が緩やかというデータを信じてパルコンを選択したわけですが、本当のところは実際に経過してみないとわかりません。

ネットで築年数と賃料の関係について調べていたところ、賃貸三井トラスト基礎研究所というところのサイトで「経年劣化が住宅賃料に与える影響とその理由」というタイトルでこんなデータが掲載されていました。賃料の低下には2つのフェーズがあり、3~10年目が最も低下圧力が高く年1.7%、その後11~20年目のフェーズが緩やかになり0.6%、21年目以降は底値となってほぼ低下が止まる…とそんなシナリオになっています。確かに新築から5年程度は実際の相場よりも割高なご祝儀といってもいいのかもしれません… 我家の場合、前回2年前の見直しの際はまだ新築当初の借り主さんが住んでいたので、賃料も動いておらずそのままの金額でハンコを押したのですが、昨年退去して別の方に入れ替わった際には、新築時と同じ募集家賃というわけにはいかず、7%ほど下がってしまいました。その後今回が初めての見直しということで、一体いくらのサブリース料を提示されるのかドキドキしていたわけですが、今日管理会社から連絡があり「賃料はそのままということで、書類だけ送るので捺印して返送してください」という電話がありました。 おおっ!! 同額で継続とはありがたい…とりあえずあと2年は安泰です。
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~電力自由化~ スマートメーターの切り替えが完了しました

4月からの電力自由化を受け、綿密なシミュレーションの結果、1月下旬に東京電力の新プラン申込みを済ませていた我が家ですが、ようやくスマートメーターへの切り替えが完了しました。ニュースでも2月以降の申し込み急増と、東京電力の作業手配が充分でなかったことにより、切り替えがかなり遅れているとの報道があったのですが、なんとか4月に間に合わせることができました。ただ…東京電力の場合はスマートメーターに切り替わらずともプランだけは先行して切り替わることになっていて、その際のスマート契約基本使用料は、総使用量を延べ時間で割って算出するという、ユーザーにとっては有利な条件だったため、正直遅れに遅れてくれたほうがお得ではあったのですが…

こちらが工事前の様子

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こちらが工事後の様子

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透明なケースに覆われていた計測器がなくなり、グレーのまさにスマートなメーターになりました。デジタル表示器だけが見えますね。

切り替え作業時は自分は不在だったのですが、特に停電になることもなく小一時間で切り替え作業は終了したようです。ポストには「電気計器工事に伴う指示数のお知らせ」というのが投函されていて、旧メーターの終了値と新メーターの開始値が記録されていました。

これで4月からは新プラン!!となるところなのですが、実際に切り替わるのは4月の検針日からだそう。我が家の検針日は毎月20日ころなので、それまでは旧プランの料金体系が継続するそうです。


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