ランカウイ・リペ島旅行 ~1日目 その日のうちにリペ島…いい時代~
出発は深夜の羽田空港。
フライトは2016年10月に開設されたばかりのANA885便。ANAはもともと成田からのクアラルンプール行きはあったものの、アジア-北米接続重視のダイヤで日本人には少々使いづらい時間帯でしたが、この深夜便なら時間を有効に使えます。おかげで東京を発ったその日の夕方にはリペ島のビーチで遊べるのですから、いい時代になったもんです。
同時間帯にはエア・アジア Xのクアラルンプール行きもありますし、バンコク、シンガポール、ホーチミン等、東南アジア各地へのフライトが重なる時間帯。夜中0時とは思えないほどの人混みです。
飛行ルートは本州を南に離れ、沖縄の西、マニラを通過し南シナ海からクアラルンプールへ。
定刻よりやや早い6:40に到着しました。クアラルンプール空港はまだ闇の中。
一旦入国審査を経て荷物を受け取り、乗継便となるマレーシア航空のチェックインカウンターへ向かいます。
乗り継ぎはマレーシア航空 MH1432便。予約の時点でほぼ満席のエコノミークラスよりビジネスクラスのほうが料金が安かったので、短時間ながらビジネスクラスへ。こちらのチェックインカウンターは国際線と国内線の区別がないようです。
出発の9時までまだ余裕があるので、ラウンジで休憩します。国内線エリアはショップやカフェも少なく、あまり時間を潰す場所はありません。
大きな窓からは飛行機が目の前に見えたり、
大雨の中移動中のパレットから荷物が落ちて放置されている様子がよく分かります(笑)
軽食もあったので腹ごしらえ。ラクサとかカレーとか。
機材はボーイング737-800。同じ737-800でもマレーシア航空には古いのから新しいのまで結構落差があるのですが、今日はインテリアも最新のタイプ。シートピッチは決して広くはありませんが、シートモニターも備えてあり国内線としては充分です(ちなみに国際線でも使われている機材です)。
前の人がリクライニングをフルで倒してくると結構きついですね…
クアラルンプール空港を離陸すると眼下には広大なヤシのプランテーションが拡がります。
僅か70分のフライトですが、しっかり軽食も出ます。
機内誌の地図。Sea of Japan…単独標記でマレーシア航空 好印象。
半島から長~い橋で繋がれたペナン島の上空を通過する頃には降下が始まります。
右手にランカウイ随一のビーチ、パンタイチェナンを見ながら着陸。機体の下で涼むスタッフの姿に東南アジアの緩さを感じます。
荷物を受け取りタクシー乗り場へ。って、これ日本の看板?!
ランカウイ島のタクシーはメーターがありません。その代わり結構細かい料金表があって、距離に応じて料金が決められています。また、空港から乗るときはカウンターで目的地を告げてチケットを購入する方式。よってぼったくられる心配もありません。過去も含めマレーシアのタクシーの運ちゃんはいい人多かったです。
今日はリペ島へ向かうフェリーの乗り場へ向かうのですが、出航まで4時間以上あるのでちょっと寄り道。天気も良いのでランカウイ随一の絶景が見れるスカイブリッジを目指します。荷物があるのでタクシーはそのままキープしておきたかったので、区間指定ではなく3時間の時間チケットを購入。120MYR。
スカイブリッジへのアクセスとなるロープウェイ、スカイキャブの乗り場までは20分弱。途中フェリーの出港地となるテラガ・ハーバーを通過します。
スカイキャブの乗り場周辺は「オリエンタルビレッジ」という複合リゾートとなっていて、レストランやカフェ、ショップの他3Dアート美術館やドームシアターなどが併設されています。まぁスカイブリッジ目当ての外国人にはよほど時間に余裕がない限り…
ただしチケットは他の施設の入場と抱き合わせになっていて、イヤでもセットで買わないといけません。しかも外国人は1.4倍増し!!!!
今日は天気がいいながらもあまり混んではいない様子。チケット購入で2~3分待ちましたが、ゴンドラはスムーズに乗れました。混んでいるとき用に50MYRでファストパスもあるそうです…Time is money ! ということですね。
4人乗りのゴンドラで所要約25分、標高約700mの山頂を目指します。
いきなりスゴイ断崖絶壁!!
みるみるうちに海岸線が離れていきます。
中間駅を過ぎると右手にスカイブリッジが見えます。異様な光景です…
山頂駅に到着
山頂駅のすぐ上には展望台があって、素晴らしい景色を眺めることができます。
奥がランカウイ空港の滑走路、手前がテラガ・ハーバー。湾内の離れ小島もホテルがあって雰囲気良さそうです。
山頂駅からスカイブリッジは急な階段を下って10分ほど。
体力に自信がない人はお金で解決できます。2分ほどで橋の袂まで下りられる、スカイグリッドというケーブルカーは10MYR。但し、一回の定員が7、8名ほどで、1往復に5分弱かかるのでかなり待ちます。ここでは時間をお金で解決することはできません…
あえて言うなら行き(下り)は歩きで、帰り(上り)の利用をおすすめします。ここの階段は半端なくキツイです。
で、こちらがスカイブリッジ。橋脚は遥か崖の下まで伸びていますが、フレームに入り切りません。とてつもない光景です。
橋から見た島の西側。壮大です。
お約束のルックダウン・ウインドウ。目が眩みます。
ここはまだ目的地ではありません。はるか遠くに霞んでこれから向かうリペ島が見えます。
スカイ・グリッドの待ちで時間を割いてしまい、慌ただしく下界に戻ります。
待たせておいたタクシーに再び乗り込み、リペ島行きフェリーの出港地、テラガ・ハーバー・ターミナルへ。
当然マレーシアからタイへの国際航路になりますので、面倒な手続きが必要です。インターネットで予約、決済したチケットには「1時間半前には到着するように、30分前にはカウンターをクローズするよ!」と書いてありました。私達は1時間20分前に到着しましたが大半の人は手続き済み、でも出航ギリギリになってきた人も乗せてたみたいでした。
まずはフェリー会社のカウンターで乗船手続きをします。この際タイの入国カードにも記入します。
あとは出国審査場が開くまでボケーッと待ちます。同じターミナル内にマフィン程度の軽食と飲み物を売るカフェがありますが、すぐ隣の敷地にはガソリンスタンド併設のショップがあって、サンドイッチやお菓子が買えます。
出航40分位前になってリペ島からの船が到着しました。たくさんの観光客が船から降りてきます。荷物を受け取って全員入国審査が終わるまで我々は出国することができません…
以前はイミグレーションが離れた場所にあって、そちらで先に出国手続きができたようですが、今は真新しい小屋があってそちらで手続きをし、そのまま乗船することになっています。なのでセキュリティは高くなっていますが、その分効率は悪くなってしまっていますね…
結局出国審査が始まったのが出航時刻直前。当然ここにいる客は全員この船に乗るわけですから置いていかれることはありませんが…
審査でスタンプを押してもらい、船に向かう通路でパスポートをスタッフに預けてから乗船します。
ようやく全員乗船して着席したのは出航時刻の20分過ぎ。満員の船はエンジン全開でリペ島を目指します。
船は高速で走れるよう重心を低く作ってあり、汚れているのも相まって客席から外を眺めることはほとんど不可能。後部からデッキに出ることもできたようですが、横並びの座席が埋まっていると通路に出るのも苦労するため、そのまま1時間半をじっと過ごしていました。
船のスピードが落ち、薄汚れた窓から島影が見えるといよいよリペ島です。リペ島には大型の(と言っても大して大きくありませんが…)船が着岸できる桟橋は無いため、一旦沖合の浮き島で下船し、ロングテールボートと呼ばれる艀でビーチに上陸します。いゃあこの離島・秘境感がいいですね。
浮島から見るリペ島のビーチ。これがインターネットで散々煽ってた「タイ最後の秘境」ですかぁ(感動)。
ロングテールボートに乗り換えて海を見下ろすと…まぁなんて透明感!! これはモルディブ、パラオに勝るとも劣らない!!
ビーチに接岸していよいよ上陸します。スーツケースはスタッフが運んでくれますが、自分はどうしようもないので、船に乗る前に短パン、サンダルに着替えておきましょう。
さぁ、泳ぐぞ!! とはいきません…
ここから入国審査が始まります。
船を降りると目の前がイミグレ。
はいコレです。
もう、イミグレ無視していいんじゃない? と思うところですが、なにせパスポートを取られていますので…
皆さん強烈な日差しの中、逸る心を抑えて審査を待ちます。
ここでのシステムは…
1.まず表のデスクで帰りの船のリコンファームをする(私達は帰りは別の会社なので、妻がこの間に少し離れたデスクまで行ってリコンファームをしてきたが、集合時間の確認だけして返されたとのこと)
2.座れる場所、日陰の場所を探して待つ。但しあまり離れていると呼び出しが聞こえないので(注
3.入国審査官がアクビをしながらやってくる
4.フェリー会社のスタッフが国別にパスポートをまとめ、名前を呼ばれたら元気よく返事をする
(他のブロクでは欧米人優先で日本人は最後と書かれていたが、今日はマレーシア人が最後だった。その前が中国人で日本人はお尻から3番め)
>>上陸からここまで30分
5.スタッフが相手の国籍や見た目で適当なジョークを言うので、軽く受け流してパスポートを受け取る。
6.入国審査の窓口に並ぶ
7.無事入国スタンプが押されたら、木の下に看板持って座っている自分のホテルのスタッフに声をかけ送迎してもらう
>>上陸からここまで50分
ざっとこんな感じです。タイ最後の秘境は入国に時間がかかる…こんなんなら多少乗り換えが手間でもハジャイから国内航路で来たほうが、テンションアゲアゲのままリペ島の海にジャボーンできます。
ホテル迎えのクルマ(の荷台)に乗ってストリートを走ります。気持ちいい!!
こちらが本日、明日のお宿、カバナ・リペ・ビーチ・リゾート でございます。
島の東側、サンライズ・ビーチに面するまだ新しさの残るホテル。設備は最低限でプールもレストランもありませんが、オーシャンフロントの部屋は眺め抜群、Expediaで2泊15,000THBとまぁ安くはありませんが、バンガローの多いこの島にあっては、リゾート感重視の奥様方にさぞやご満足いただけること請け合い。
ただしこの島共通のハードルが…
こいつ
こいつ
こいつらが嫌いだとこの島は天国から一転、地獄の島となるわけでございます。
私達の部屋はビーチに面した1階の部屋。アクセスがよいのはいいのですが、人にも便利なら犬にも便利。チェックイン早々こいつらの大歓迎を受けながら、我らはさっさと海へ…
それではリペ島、サンライズ・ビーチのアンダー・ザ・シーをご覧ください。
いゃあ、言葉になりませんなぁ~こんな景色がホテルの前のビーチで見れるとは…ちょうど干潮の時間で海底との距離も近く、お魚さんがいるわいるわ
で、調子乗ってカメラで魚を追っかけていると、足の親指に激痛が!!
ゲッ!!
こいつにやられました。
痛いよぅ~痛いよぅ~子供のように半泣きになりながら、砂浜へ戻ります。調子乗って結構沖まで来ていたので、激痛の足をバタつかせながら岸まで戻るのも一苦労。
さぞやマリンブーツの中は大出血かと思いきや、ウニの針が刺さったままだったので止血状態。勇気を振り絞って針を抜きバンドエイドを貼って事なきを得たものの、もう陽もだいぶ傾いてきたし今日はここまでということで。
ここはサンライズビーチですが、ビーチの北側へ行けば西側が見通せそうなので、夕方の海風に吹かれながら砂浜を歩いていきます。
いい感じになってきました。
いいですね~時間を忘れて大勢の人達が日没を待っています。
こいつらも…
そして日没の瞬間…ため息しか出ません
おおぅっ、カッポーがぁ、カッポーがぁ
地球と太陽と画になるカッポーが織りなす20分ほどのエンターテイメントを楽しんだあとは晩ごはん。ホテルにはレストランがないので、レストランやショップが集まるウォーキングストリートへ。
う~ん、スゴイ賑わい、そして欧米人ばかり。
わずか500mほどのストリートですが、沿道にはタイ料理、シーフード、イタリアン、中華となんでもあり。
途中にはセブンイレブンと名物「店の前で冷風にあたって涼む犬」
ATMも何箇所かあるのですがどれも非稼働…どうもキャッシュがなくなってたみたいで、翌日補充していました。なので両替屋は大混雑。あまりレートが良くないことと、店でカードが使えないことは承知していたのでATMを頼りたかったのですが…タイ国内から移動する場合は問題ないですが、マレーシアから来る場合は多少のバーツを何処かで調達しておきましょう。
迷い迷って入ったお店はこちら。店先の特大マンゴーに釣られて入りました。お店の看板NH娘がニッコリ…
注文したのは定番のトムヤムクン、怪しい白身魚のフライ、イカフライ、パッタイ(焼きそば)。
で、大ヒットしたのがこちら、マンゴーライス。 えっ?! マンゴーにご飯?? いや、普通にマンゴーだけでいいんだけど…と吐かしてしまった私、反省してます。激ウマでした。ココナッツソースを掛けた甘~いマンゴーの下にはもち米。日本で言うおはぎのような感覚でしょうか? 絶妙のマッチングでした。
これにビールで1,200THBほど。高いっ…リゾートなので仕方ないですね。
このあと通り沿いのマッサージ屋でタイマッサージ。1時間300THB。安いっ…
ということで、羽田を発ってから24時間、長い1日目は終了。
明日はシュノーケルツアーです。
フライトは2016年10月に開設されたばかりのANA885便。ANAはもともと成田からのクアラルンプール行きはあったものの、アジア-北米接続重視のダイヤで日本人には少々使いづらい時間帯でしたが、この深夜便なら時間を有効に使えます。おかげで東京を発ったその日の夕方にはリペ島のビーチで遊べるのですから、いい時代になったもんです。
同時間帯にはエア・アジア Xのクアラルンプール行きもありますし、バンコク、シンガポール、ホーチミン等、東南アジア各地へのフライトが重なる時間帯。夜中0時とは思えないほどの人混みです。
飛行ルートは本州を南に離れ、沖縄の西、マニラを通過し南シナ海からクアラルンプールへ。
定刻よりやや早い6:40に到着しました。クアラルンプール空港はまだ闇の中。
一旦入国審査を経て荷物を受け取り、乗継便となるマレーシア航空のチェックインカウンターへ向かいます。
乗り継ぎはマレーシア航空 MH1432便。予約の時点でほぼ満席のエコノミークラスよりビジネスクラスのほうが料金が安かったので、短時間ながらビジネスクラスへ。こちらのチェックインカウンターは国際線と国内線の区別がないようです。
出発の9時までまだ余裕があるので、ラウンジで休憩します。国内線エリアはショップやカフェも少なく、あまり時間を潰す場所はありません。
大きな窓からは飛行機が目の前に見えたり、
大雨の中移動中のパレットから荷物が落ちて放置されている様子がよく分かります(笑)
軽食もあったので腹ごしらえ。ラクサとかカレーとか。
機材はボーイング737-800。同じ737-800でもマレーシア航空には古いのから新しいのまで結構落差があるのですが、今日はインテリアも最新のタイプ。シートピッチは決して広くはありませんが、シートモニターも備えてあり国内線としては充分です(ちなみに国際線でも使われている機材です)。
前の人がリクライニングをフルで倒してくると結構きついですね…
クアラルンプール空港を離陸すると眼下には広大なヤシのプランテーションが拡がります。
僅か70分のフライトですが、しっかり軽食も出ます。
機内誌の地図。Sea of Japan…単独標記でマレーシア航空 好印象。
半島から長~い橋で繋がれたペナン島の上空を通過する頃には降下が始まります。
右手にランカウイ随一のビーチ、パンタイチェナンを見ながら着陸。機体の下で涼むスタッフの姿に東南アジアの緩さを感じます。
荷物を受け取りタクシー乗り場へ。って、これ日本の看板?!
ランカウイ島のタクシーはメーターがありません。その代わり結構細かい料金表があって、距離に応じて料金が決められています。また、空港から乗るときはカウンターで目的地を告げてチケットを購入する方式。よってぼったくられる心配もありません。過去も含めマレーシアのタクシーの運ちゃんはいい人多かったです。
今日はリペ島へ向かうフェリーの乗り場へ向かうのですが、出航まで4時間以上あるのでちょっと寄り道。天気も良いのでランカウイ随一の絶景が見れるスカイブリッジを目指します。荷物があるのでタクシーはそのままキープしておきたかったので、区間指定ではなく3時間の時間チケットを購入。120MYR。
スカイブリッジへのアクセスとなるロープウェイ、スカイキャブの乗り場までは20分弱。途中フェリーの出港地となるテラガ・ハーバーを通過します。
スカイキャブの乗り場周辺は「オリエンタルビレッジ」という複合リゾートとなっていて、レストランやカフェ、ショップの他3Dアート美術館やドームシアターなどが併設されています。まぁスカイブリッジ目当ての外国人にはよほど時間に余裕がない限り…
ただしチケットは他の施設の入場と抱き合わせになっていて、イヤでもセットで買わないといけません。しかも外国人は1.4倍増し!!!!
今日は天気がいいながらもあまり混んではいない様子。チケット購入で2~3分待ちましたが、ゴンドラはスムーズに乗れました。混んでいるとき用に50MYRでファストパスもあるそうです…Time is money ! ということですね。
4人乗りのゴンドラで所要約25分、標高約700mの山頂を目指します。
いきなりスゴイ断崖絶壁!!
みるみるうちに海岸線が離れていきます。
中間駅を過ぎると右手にスカイブリッジが見えます。異様な光景です…
山頂駅に到着
山頂駅のすぐ上には展望台があって、素晴らしい景色を眺めることができます。
奥がランカウイ空港の滑走路、手前がテラガ・ハーバー。湾内の離れ小島もホテルがあって雰囲気良さそうです。
山頂駅からスカイブリッジは急な階段を下って10分ほど。
体力に自信がない人はお金で解決できます。2分ほどで橋の袂まで下りられる、スカイグリッドというケーブルカーは10MYR。但し、一回の定員が7、8名ほどで、1往復に5分弱かかるのでかなり待ちます。ここでは時間をお金で解決することはできません…
あえて言うなら行き(下り)は歩きで、帰り(上り)の利用をおすすめします。ここの階段は半端なくキツイです。
で、こちらがスカイブリッジ。橋脚は遥か崖の下まで伸びていますが、フレームに入り切りません。とてつもない光景です。
橋から見た島の西側。壮大です。
お約束のルックダウン・ウインドウ。目が眩みます。
ここはまだ目的地ではありません。はるか遠くに霞んでこれから向かうリペ島が見えます。
スカイ・グリッドの待ちで時間を割いてしまい、慌ただしく下界に戻ります。
待たせておいたタクシーに再び乗り込み、リペ島行きフェリーの出港地、テラガ・ハーバー・ターミナルへ。
当然マレーシアからタイへの国際航路になりますので、面倒な手続きが必要です。インターネットで予約、決済したチケットには「1時間半前には到着するように、30分前にはカウンターをクローズするよ!」と書いてありました。私達は1時間20分前に到着しましたが大半の人は手続き済み、でも出航ギリギリになってきた人も乗せてたみたいでした。
まずはフェリー会社のカウンターで乗船手続きをします。この際タイの入国カードにも記入します。
あとは出国審査場が開くまでボケーッと待ちます。同じターミナル内にマフィン程度の軽食と飲み物を売るカフェがありますが、すぐ隣の敷地にはガソリンスタンド併設のショップがあって、サンドイッチやお菓子が買えます。
出航40分位前になってリペ島からの船が到着しました。たくさんの観光客が船から降りてきます。荷物を受け取って全員入国審査が終わるまで我々は出国することができません…
以前はイミグレーションが離れた場所にあって、そちらで先に出国手続きができたようですが、今は真新しい小屋があってそちらで手続きをし、そのまま乗船することになっています。なのでセキュリティは高くなっていますが、その分効率は悪くなってしまっていますね…
結局出国審査が始まったのが出航時刻直前。当然ここにいる客は全員この船に乗るわけですから置いていかれることはありませんが…
審査でスタンプを押してもらい、船に向かう通路でパスポートをスタッフに預けてから乗船します。
ようやく全員乗船して着席したのは出航時刻の20分過ぎ。満員の船はエンジン全開でリペ島を目指します。
船は高速で走れるよう重心を低く作ってあり、汚れているのも相まって客席から外を眺めることはほとんど不可能。後部からデッキに出ることもできたようですが、横並びの座席が埋まっていると通路に出るのも苦労するため、そのまま1時間半をじっと過ごしていました。
船のスピードが落ち、薄汚れた窓から島影が見えるといよいよリペ島です。リペ島には大型の(と言っても大して大きくありませんが…)船が着岸できる桟橋は無いため、一旦沖合の浮き島で下船し、ロングテールボートと呼ばれる艀でビーチに上陸します。いゃあこの離島・秘境感がいいですね。
浮島から見るリペ島のビーチ。これがインターネットで散々煽ってた「タイ最後の秘境」ですかぁ(感動)。
ロングテールボートに乗り換えて海を見下ろすと…まぁなんて透明感!! これはモルディブ、パラオに勝るとも劣らない!!
ビーチに接岸していよいよ上陸します。スーツケースはスタッフが運んでくれますが、自分はどうしようもないので、船に乗る前に短パン、サンダルに着替えておきましょう。
さぁ、泳ぐぞ!! とはいきません…
ここから入国審査が始まります。
船を降りると目の前がイミグレ。
はいコレです。
もう、イミグレ無視していいんじゃない? と思うところですが、なにせパスポートを取られていますので…
皆さん強烈な日差しの中、逸る心を抑えて審査を待ちます。
ここでのシステムは…
1.まず表のデスクで帰りの船のリコンファームをする(私達は帰りは別の会社なので、妻がこの間に少し離れたデスクまで行ってリコンファームをしてきたが、集合時間の確認だけして返されたとのこと)
2.座れる場所、日陰の場所を探して待つ。但しあまり離れていると呼び出しが聞こえないので(注
3.入国審査官がアクビをしながらやってくる
4.フェリー会社のスタッフが国別にパスポートをまとめ、名前を呼ばれたら元気よく返事をする
(他のブロクでは欧米人優先で日本人は最後と書かれていたが、今日はマレーシア人が最後だった。その前が中国人で日本人はお尻から3番め)
>>上陸からここまで30分
5.スタッフが相手の国籍や見た目で適当なジョークを言うので、軽く受け流してパスポートを受け取る。
6.入国審査の窓口に並ぶ
7.無事入国スタンプが押されたら、木の下に看板持って座っている自分のホテルのスタッフに声をかけ送迎してもらう
>>上陸からここまで50分
ざっとこんな感じです。タイ最後の秘境は入国に時間がかかる…こんなんなら多少乗り換えが手間でもハジャイから国内航路で来たほうが、テンションアゲアゲのままリペ島の海にジャボーンできます。
ホテル迎えのクルマ(の荷台)に乗ってストリートを走ります。気持ちいい!!
こちらが本日、明日のお宿、カバナ・リペ・ビーチ・リゾート でございます。
島の東側、サンライズ・ビーチに面するまだ新しさの残るホテル。設備は最低限でプールもレストランもありませんが、オーシャンフロントの部屋は眺め抜群、Expediaで2泊15,000THBとまぁ安くはありませんが、バンガローの多いこの島にあっては、リゾート感重視の奥様方にさぞやご満足いただけること請け合い。
ただしこの島共通のハードルが…
こいつ
こいつ
こいつらが嫌いだとこの島は天国から一転、地獄の島となるわけでございます。
私達の部屋はビーチに面した1階の部屋。アクセスがよいのはいいのですが、人にも便利なら犬にも便利。チェックイン早々こいつらの大歓迎を受けながら、我らはさっさと海へ…
それではリペ島、サンライズ・ビーチのアンダー・ザ・シーをご覧ください。
いゃあ、言葉になりませんなぁ~こんな景色がホテルの前のビーチで見れるとは…ちょうど干潮の時間で海底との距離も近く、お魚さんがいるわいるわ
で、調子乗ってカメラで魚を追っかけていると、足の親指に激痛が!!
ゲッ!!
こいつにやられました。
痛いよぅ~痛いよぅ~子供のように半泣きになりながら、砂浜へ戻ります。調子乗って結構沖まで来ていたので、激痛の足をバタつかせながら岸まで戻るのも一苦労。
さぞやマリンブーツの中は大出血かと思いきや、ウニの針が刺さったままだったので止血状態。勇気を振り絞って針を抜きバンドエイドを貼って事なきを得たものの、もう陽もだいぶ傾いてきたし今日はここまでということで。
ここはサンライズビーチですが、ビーチの北側へ行けば西側が見通せそうなので、夕方の海風に吹かれながら砂浜を歩いていきます。
いい感じになってきました。
いいですね~時間を忘れて大勢の人達が日没を待っています。
こいつらも…
そして日没の瞬間…ため息しか出ません
おおぅっ、カッポーがぁ、カッポーがぁ
地球と太陽と画になるカッポーが織りなす20分ほどのエンターテイメントを楽しんだあとは晩ごはん。ホテルにはレストランがないので、レストランやショップが集まるウォーキングストリートへ。
う~ん、スゴイ賑わい、そして欧米人ばかり。
わずか500mほどのストリートですが、沿道にはタイ料理、シーフード、イタリアン、中華となんでもあり。
途中にはセブンイレブンと名物「店の前で冷風にあたって涼む犬」
ATMも何箇所かあるのですがどれも非稼働…どうもキャッシュがなくなってたみたいで、翌日補充していました。なので両替屋は大混雑。あまりレートが良くないことと、店でカードが使えないことは承知していたのでATMを頼りたかったのですが…タイ国内から移動する場合は問題ないですが、マレーシアから来る場合は多少のバーツを何処かで調達しておきましょう。
迷い迷って入ったお店はこちら。店先の特大マンゴーに釣られて入りました。お店の看板NH娘がニッコリ…
注文したのは定番のトムヤムクン、怪しい白身魚のフライ、イカフライ、パッタイ(焼きそば)。
で、大ヒットしたのがこちら、マンゴーライス。 えっ?! マンゴーにご飯?? いや、普通にマンゴーだけでいいんだけど…と吐かしてしまった私、反省してます。激ウマでした。ココナッツソースを掛けた甘~いマンゴーの下にはもち米。日本で言うおはぎのような感覚でしょうか? 絶妙のマッチングでした。
これにビールで1,200THBほど。高いっ…リゾートなので仕方ないですね。
このあと通り沿いのマッサージ屋でタイマッサージ。1時間300THB。安いっ…
ということで、羽田を発ってから24時間、長い1日目は終了。
明日はシュノーケルツアーです。
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