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台湾旅行(14) 4日目・最終日 ~鹿港から桃園空港へ~

14回目の台湾旅行最終日。
昨日は鹿港の夕方から夜の姿を楽しみました。九份もそうですが、台湾で観光地となるような昔ながらの街並みは、観光客が引きひっそりとした夜こそ、その魅力が最大に発揮されるような気がします。

最終日の今日は10時過ぎのバスで台中、高速鉄道に乗り換え桃園空港から帰国というスケジュールです。

まずは朝の鹿港を散策します。
街の西にある摸乳巷。昨日行った九曲巷よりさらに細く狭い路地です。幅が70cm程しかなく、すれ違うと胸に触ってしまうということからこの名がついたそうですが…ここまでくるともはや家と家の隙間を強引に通ってるだけのような気もしますが、防火の役割も持った立派な道です。この道の入口には一応看板もありますが、スマホのGPSを見ながらでないと一発で見つけるのは難しいです。

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大通りに出て北へ向かうと庶民的な市場もありました。観光スポットからは少し外れていますが、鹿港の生活感が溢れるエリアです。

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昨晩訪れた老街ももう一度。やはり夜の方が雰囲気がありますね。それにしても9時前からすごい暑さ…。

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名物のカキをむいているおばさん達。

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最後に昨日の肉まんをもう一度食べたくなり、また阿振肉包に行きました。
肉まんは今食べる用、具のない饅頭は東京に持ち帰えります。

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宿へ戻るため歩いていると、後ろから中年の男性に声をかけられました。

「ニホンジン?」

台湾ではまぁたまに声をかけられることはあるのですが…男性は私の持つ阿振肉包の袋包を指差しながら「ボス」だと。えぇーーっ、肉まん屋のご主人!! その後は英語と日本語を織り交ぜながら、この店の味に感動し、修行をして東京で店を開いている日本人のことや野球のことなどしばし立ち話。記念の写真まで撮らせてもらってお別れしました。こんなサプライズも嬉しいですね。

鹿港を10時12分の台湾好行バスで高鐵台中駅に向かいます。台中行きのバスは通常の路線バスも走っていますが、時間が丁度よかったのと、観光客向けの急行バスなので途中停留所が少なく、所要時間が若干早いのもメリットです。乗り場は宿から歩いても10分弱なのですが、スタッフの方がカートで送ってくれました。カートを準備していると、ラウンジで床に這いつくばっていた宿の飼い犬が猛ダッシュ。我先に運転席に乗り込み、降ろそうとしても微動だにしません。

結局犬を載せたままバスターミナルに出発します。頭を外に出して颯爽と風を切りながらご満悦。カートに乗るのが大好きなんですね。このあと別の欧米人客を乗せてもう一周してきましたが、もちろん犬も同乗していました。

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台湾好行バスは彰化の中心部を抜けて台中を目指します。しかし途中台鉄の跨線橋の上で大渋滞。ただの信号渋滞かと思ったのですが、何か様子が変。反対側の車線は1台もクルマが通っておらず、何人もの人達がほうきとチリトリを持って道を掃除しています。こんな平日の真昼間に幹線道路の橋を封鎖して掃除とは、台湾もやるな…と関心したのですが、あとで台湾のニュースサイトを見たら、まさにこの光景がトップニュースに。なんでも釘ネジを過積載したトラックから積み荷がこぼれ、この橋の前後数kmにわたってばら撒いていったそう。当然後続車がその釘ネジを踏んでタイヤに刺さりみんなパンク。近所の自動車修理屋さん大繁盛。とまぁ台湾でも大ニュースになるような場面に遭遇していたのでした…。

おかげで周辺の道路は大混雑。結局台中についたのは定刻よりも30分近く遅延。予定していた高速鉄道にも間に合わず、1本遅い列車に乗ることになりました。

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台中駅で昼ごはんの駅弁を調達。なんだかかなり日本ナイズな弁当に手を出してしまいました。味は推して知るべし。

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列車が1本遅れたとはいえ、もともと桃園で買い物をする予定だったため、かなり余裕をもったスケジュールだったので影響はなし。高鐵桃園駅前のアウトレットモールに足を運びます。

高鐵の駅前には開業が遅れに遅れている桃園機場捷運の駅もすでに完成済み。これだけ見るといつ開業してもおかしくない雰囲気ですが、信号システム関係のトラブルがあり開業のめどは立っていないそうです。もう何年も前から、次に台湾来るときは開通してるんだろうなぁと思いつつ、未だに未定とは…

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駅から道を一本渡るとすぐ向かい側が華泰名品城(グロリア・アウトレット)です。月曜の昼下がりということでモール内は閑散。いや近くの林口に三井アウトレット・パークがオープンしたので、もしかしたらいつも閑散なのかもしれませんが。

ここでのお目当てはイギリス発のスポーツ・カジュアルブランド Superdry。「極度乾燥(しなさい)」という怪しい日本語で有名なアレですね。最近は訪日観光客が堂々と書かれたバッグを引っさげている姿もよく目にするようになりました。さすがに日本未上陸のブランドです。台湾でもかなり目にします。
はじめは気にも留めなかったですが、ここまで世界的なブランドになってくると気になる気になる。

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店内には「会員証な」とか意味不明の日本語が書かれたTシャツやバッグがたくさん。でも漢字圏の台湾だからか、アルファベットデザインの方が比率としては高かったです。それでもTOKYO、OSAKA、JAPAN、Superdry、とまぁ日本人が見たらこっ恥ずかしいデザインは、ある意味シュールで個性的です。

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またこのSuperdryが厄介なのは、そこそこ品質がよくお値段も高めなこと。ふざけた日本語Tシャツ5,000円は、ネタとして買うには少々抵抗ある定価。それでもここはアウトレットなので半額セール中。妻はTシャツ、私はビーチサンダルを購入。いやぁこのブランドを身に着けている日本人って、想像しただけでも笑えます。もちろん日本で着る勇気はないですが…。


高鐵桃園駅から空港はバスで15分ほど。空港のショップで台鉄普悠瑪号デザインのご当地マグネットがあったので購入。写真では分かりづらいですが、左上の猫空覧車がバネで飛び出してきています。私のご当地・観光マグネットコレクションでも初めてのスタイルです。

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帰りもトランスアジア航空のA320で帰国です。

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