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南紀白浜旅行 2日目

南紀白浜旅行の2日目。

レンタカーでみなべの朝日楼を出発し、15分ほど走ってみなべ梅林に向かいます。
満開にはやや早かったものの、土曜日ということもあって駐車場はすでに結構な数の車が入っていました。梅林と言っても、熱海のような観梅用の庭園などではなく、梅を栽培する農家の敷地を回るようなイメージで、歩道はしっかり完備されているものの、なかなかの急勾配が続き年配者には少しきついかもしれません。

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入場料を聴取するゲートの前後にはお土産屋もたくさん並んでいて、梅干はもちろん、大根などの野菜や漬物、果物など、どれもリーズナブルでついつい手が出てしまいます。途中休憩できるようなスペースもあって、遠く太平洋を望みながら近づいてくる春の足音を感じます。

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午後はここから半島を北西方向に進み御坊へ。あまり観光地として有名なところではありませんが、紀州鉄道という小さなローカル線が走っており、一度乗ってみたいと思っていました。今では珍しくなったレールバス。主要パーツはまさにバスのそれを流用して出来ており、おもちゃのような1両編成の列車が僅か4駅、2.7kmを往復しています。紀州鉄道といえばホテルのほうが有名ですが、もともと不動産屋であった会社が「鉄道会社」というブランドを持つため、赤字で経営難に陥っていたこの地の鉄道を買収したという経緯があります。今は鉄道が廃止になった後も「鉄道」を名乗る会社もあるので、いつ廃線になってもおかしくないような環境ですが、今のところそのような予定は無いようです。

レンタカーを駐車場に止め、JRの御坊駅0番線から出発します。

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最高速度はせいぜい30km/hというところ。線路の状態もよくなく、スピードを出したら脱線しそうな揺れを感じながら、トコトコと進んでいきます。途中受験生に人気の「学門」駅も停車します。無人駅なので、縁起もの入場券は次の紀伊御坊駅で購入できます。

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紀伊御坊駅は紀州鉄道唯一の駅員配置駅。昔この路線を走っていたキハ600形が構内の片隅に保存されています。

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ここから徒歩で御坊の寺内町を散策しながら、終点の西御坊駅まで行きます。しかし、街を歩いて思い知ったのは、この御坊という町がとても歴史的な場所であるということ。特にこの寺内町といわれる一帯は、明治から大正、昭和初期に建造された建築物がゴロゴロと残っています。しかも現役で営業している店や、人の住んでいる建物も多く、生活感の感じられるところがまたすごいです。また、これだけの規模がありながら観光地として人が押し寄せることもなく、ひっそりとした光景はホントにタイムスリップしたような錯覚に陥ります。こんな所だとは知りませんでした…。

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昔ながらの看板なども至る所に残っています。

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観光地化されていないがために、観光客が建物の中を見学したり、買い物を楽しむような場所も余りありません。途中みつけた老舗の醤油やさん「堀河屋野村」で味噌を購入しました。

西御坊駅から再度紀州鉄道に乗りJR御坊駅へ。

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帰りは高速道路で白浜に戻ります。
飛行機の時間まで少し余裕があったので、とれとれ市場で海産物の買出し。夕方にもかかわらず結構な人の多さでした。勝浦産のビンチョウマグロと釜揚げシラスを買い、市場内の食堂で海鮮丼の夕食。

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レンタカーを返却して空港に向かいました。

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